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2013.11.29

モデリング

ある時とても優秀なAさんという女の子がいました。成績は常にトップクラス、穏やかな性格でいつも笑顔を絶やさないのでとても印象に残っています。あるときその生徒に「あなたはとても優秀な成績なんだけど、お家の人はあなたに勉強についてどんなことを言うの?」と聞きました。その生徒は「家の人?、親は勉強については何も言いません。」と即答しました。まだ教師としての経験が少ない時代でそんなバカな質問をしましたが、後になってみれば優秀な子はほぼ例外なく家の人から「勉強しなさい」とは言われていません。

その後、その生徒からいろんな話を聞きました。お父さんは小さな会社の社長さんで、家に帰っても机に向かって本を読んだり、資料を調べたりしているということ。時には夜遅くまで調べものをしていることもあるということ。ただ仕事の話はあまりしないこと。お母さんは会社の仕事を手伝ったり、家事をしている…などなど。
おそらく父親は女の子が幼い頃からそんな生活をしていたのでしょう。その一方で家族を大切にしていた様子も想像できます。父親にとって仕事に関する本を読んだり資料を調べるのは仕事を進める上で必要で当然のこと、日常のことになっていたと思います。女の子は幼い頃から父親のそんな姿を見て育ったと言うことです。だから、学校の勉強をスムーズに勧めるために必要な日常的なことだということですね。

母親はキッチンで忙しくしている。父親は晩酌しながらお笑い番組を見て大笑いしている。そして子どもに「勉強しろ! 勉強しろ!」これで子どもが勉強したらむしろ不思議ということです。また決して協力関係にない夫婦から何を学ぶのでしょう。
子育てというと「この子に何を教えよう」「この子をどう育てよう」ということばかりに目が行きそうですが、まずは我が身を振り返ってみたほうがよいかもしれません。

ところで、優秀な生徒ほど親に勉強に関して何も言われていないと言いましたが、2つ付け加えておきます。まず1つは、そういう家庭はどこかで好循環「勉強する→勉強に関して注意する必要がない→自分の意志で勉強する→成績が上がる→」というができています。一旦こういう好循環ができるとある面楽なのですが、悪循環を断ち切るのは容易ではありません。「勉強しない→成績がふるわない→叱る→さらに勉強しなくなる→」

小学生くらい、希に中学生になってもいるのですが、親にがっちり管理されていて成績が優秀な子どもがいます。上記のような好循環ではなく、管理された結果です。これは一見良いように見えますが、多くの場合思春期またはそれを過ぎた頃に破綻することが多いようです。やはり誰かに強いられてやるのは自立する時期を迎えると継続するのは難しいようです。ある子Mくんという優秀な生徒がいましたが常に母親から「勉強しなさい」と言われていました。その通りに頑張って高等学校もとても優秀なところに進学したのですが、結局途中で退学してしまいました。高校中退で仕事に就く是非を言うのではありません。ただ、とてももったいないなぁと思って見ていました。

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