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2013.05.29

任され認められて自身

食欲、睡眠欲といった生理的な欲求があるが、
現代に生きる私たちはこれが満たされないで困ることは通常の生活の中ではあまりない。

それらが満たされると、今度は安定や安全を求めるようになり、
さらには、どこかに所属していたいという気持ちや愛されたいという思いが出てくる。

いわゆるマズローの欲求段階説だが、
この「どこかに所属していたい」という気持ちや「愛されたい」という気持ちが
家族の枠を超えて、外の世界でも「認められたい」「わかってほしい」という思いになっていくという。

この説の真偽を問題にするつもりはない。
5つの段階にきれいにわかれるかどうかは別にして、
そういった欲求があることは疑いの余地がない。


不登校や引きこもりの生徒は、
家族を超えた集団の中でこれらの欲求が満たされていないわけだ。

読売新聞の記事で、ひとつの文章が目に留まった。

『たくさんの責任を任され、それと向き合ううちに、僕は僕でいいんだと自信を持てるようになった』
これは不登校の子のための私立中学校を出て、現在大学生の男性の言葉だ。

たくさんの責任を任され…
そう、責任を任されるということは認められるということ。

家庭の外の世界ももちろんだが、
まずは家の中でどれだけ子どもを認め任せているだろうか。

過保護でみんな親がやってしまうのも
過干渉であれこれ指示を出したり批判したり
放任で関わりを持たなかったり

いずれも「任せ、認める」ということからは遠い。

学校や社会に求める前に
親自ら子どもを認め、任せる部分をつくっていきたいものだ。


引用した記事は「続きを読む」から




 4月中旬、東京都葛飾区の東京シューレ葛飾中学校の一室。秋の修学旅行先を決めようと、実行委員の生徒が議論を交わしていた。

 「静岡もいいけれど、本当は山梨に行きたいなあ」。男子生徒のつぶやきに、雰囲気が一気に和んだ。

 同校は2007年4月に開校した、不登校の子のための私立中学校だ。母体は、28年の歴史を持つフリースクール「東京シューレ」で、校舎は葛飾区から廃校を借りた。自前の校舎がなくても開校できる構造改革特区を活用したのだ。

 子どもと保護者、教職員が話し合いながら運営している。修学旅行も例外ではない。「行くかどうか、行き先はどこか、何年生が参加するかまで、すべて生徒が話し合って決めています」と奥地圭子校長(72)が説明する。「学校らしくない学校」が最大の特徴だ。

 同校には学年ごとのクラスはなく、1年から3年までの生徒で構成する「ホーム」で行動する。不登校の先輩を呼んで体験談を聞いたり、田んぼでコメを作ったり……。「先輩・後輩」の上下関係はなく、学年が異なる生徒が話し合い、認め合いながら一つのものを作り上げていく中で子どもは変わるという。

 3年生の哲郎さん(15)(仮名)もその1人だ。不登校になったのは、小5の秋。突然いじめのターゲットとなり、ひきこもった。「地元の友達と顔を合わせなくていい」と自宅から2時間かかる同校を選んだ。

 入学後も欠席がちだったが、昨秋の文化祭でホームの先輩から声をかけられ、一緒に「お化け屋敷」を作ったのが転換点になった。「先輩が認めてくれたことで、何かが変わった」と言う。以来、誰にでも声をかけられるようになった。

 同校を卒業し、今は大学生の耕介さん(19)は「たくさんの責任を任され、それと向き合ううちに、僕は僕でいいんだと自信を持てるようになった」と振り返る。将来はイベントなどを企画する仕事に就きたいと夢を語る。「『やりたいことが分からない』という学生がいることが、僕には信じられない」と笑みをもらす。

 文部科学省によると、フリースクールを母体とした特区活用の不登校対象校で今もあるのは同校だけだ。不登校問題に詳しい汐見稔幸・白梅学園大学長(65)は「子どもが多様化しているのに、依然としてワンパターンな今の学校のあり方が問題だ。もっとこうした学校が増えれば、社会の豊かさにつながってプラスになる」としている。

 「不登校を経験した自分を肯定し、自信を取り戻す場が必要で、それがこの中学校の役目」と奥地校長は話す。「らしくない学校」が、今の教育に風穴を開けようとしている。(保井隆之)

(2013年5月10日 読売新聞)

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