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2012.11.23

「ひとり」になってもいい作家・モデル、華恵(はなえ)さん

同年代に近い人の意見はとても参考になりますし、
何よりも大きな励ましになります。

華恵さんのおっしゃる通りだと思います。
「友だちは大切ですが、ひとりになる時間も必要です。」
本当の友だちならいいですが、
友だちの振りをしているような人たちと無理に一緒に過ごす必要はなにもないと思います

ひとりぼっちは何となく寂しそうですが、
ひとりでもいれるというのはとても力強いと思います。

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「ひとり」になってもいい作家・モデル、華恵(はなえ)さん


 幼いころから、いつも本がそばにありました。米国人の父と日本人の母の間に生まれ、6歳で日本へ。急にまわりとの違いばかりが目立ってしまい、うまく友だちをつくれない時期がありました。でも、いつも助けてくれたのが本でした。

 小3の終わりごろ、クラスの女の子とのちょっとしたけんかから、一時期ひとりぼっちになってしまいました。でも、本の中でも、「現実的」と思える強烈な出会いはあります。私が、ひとりになっても、はげまされたり、自分のことが前より見えてきたりしたのは、本の中でのそれがあったからです。

 いじめは、中学生のいまも、みぢかに見聞きします。でも、読書でも楽器でも勉強でも、没頭(ぼっとう)できる何かがあれば、いじめることからも、いじめられることからも離れられるのではと思います。

 友だちは大切ですが、ひとりの時間も必要です。まわりを冷静に見たり、自分の考えを深めたりできるから。いまいじめられている子も「ひとりになれるチャンス」と思って、読書でも趣味でも何でもいいから、自分の世界を見つけるのもひとつの方法じゃないかな、と思います。

 いつも「みんな」と一緒じゃなくてもいい。「友だちをつくろう」と必死になっていると空回りしてしまうし、自分が見えなくなってしまいます。私も、たとえば読書のように、好きなことに熱中し始めると、不思議と「私もそれ読んでる」と話しかけられたり、自分に合う友だちが増えてきたりしました。

 「ひとり」になってもいいと思う。それは、自分の好きなものを見つけたり、新しいものと出会えたりするチャンスなのです。


(朝日新聞2006年11月28日掲載)

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