我慢ができれば伸びる要素を持っている

読売新聞の“高校再生”シリーズの続きからですが、紹介される高校に共通点があります。
それは、“偶然”再生するんではなく、
その陰には必ず再生して当たり前の“必然”の理由があることです。


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私がかつて勤務した中学校のお話です。

異動で最初に校舎に入って、女の子がキレイというか可愛いくて驚きました。
でも、理由はすぐにわかりました。
なぜなら多くの子が化粧をし、髪型にこだわり、ミニスカートをつけて……

そして、授業エスケープ、暴力、窃盗、器物損壊、放火……
いろんなことが常態化していることに気が付くのに時間はかかりませんでした。

1学年の主任となった着任早々の私に他の学年まで考える余裕はありません。
ミニスカートの禁止、服装の正常化……1年生に徹底しました。
校則にあることなのですが、上級生が全然だめでしたから生徒はもちろん、保護者の反発も大きかったです。
(記事と同じです。「厳しすぎる」「もっと学校は楽しくていい」……と)

もちろん、授業の改善や保護者との連携、外部講師を招いての体験講座、地域を巻き込んでの貢献活動……
様々なことに取り組みました。

2年後、彼らが最上級生になったとき、学校は“まるで別の学校”のようになりました。
その時、中心となって動いてくださった保護者(PTA役員)と私たち学年スタッフの思いは一緒でした。

『厳しい分、生徒の自治を増やす形で返していきたい』

そしてそれまでの文化祭を一新し、彼らが中心となって地域の方を招き、
うどんや焼きそば、たこ焼きといったさまざまな模擬店や、
アロマキャンドル作り、ドライフラワーアレンジメントなどの地域の方向け講習会
地域の子たちを対象にしたゲームやレクリエーションをすべて生徒会中心に実施しました。

そして卒業式、今までフロアに座っていた卒業生を全員ステージ(特設ひな壇をつくって真っ赤なカーペットを敷き詰めました)に上げておこなった卒業式は感動的で、私自身今思い出しても涙があふれてきます。

ほんとはもっと長いスパンでいいのでしょうが、
彼らが中学校にいる間に『厳しい中、我慢して頑張ってきて良かった!』…そう思わせたかったんです。

紹介する高校の記事を読んでいて『同じだ!』と心の中で叫んでいました。

形から、あるいは規則から入るけど、ほんとに大切なのは心、
『我慢して頑張って、伸びた自分の素質に気づき、自分で感動すること』

【ニュースに見つける思春期子育てヒント】
我慢ができれば伸びる要素を持っている
(6)「集団づくり」規範徹底


 広島県立安芸高校(広島市)の体育の授業には、30項目以上のルールがある。「シャツは出さない」「指示・伝達を聞く」――。

 細かいルールは、集団としての行動やマナーの順守などを教えるためでもある。昔は、体操着に暴走族のような名前を書いたり、点呼を取る教師の後ろでけんかをしたりする生徒がいたが、今は違う。

 5月中旬、校庭で行われた1年生の体育の授業。着崩しもなく、整然と並ぶ生徒らに対し、三木仁司教諭(45)が呼びかけていた。

 「普段の生活でも役立つ。いい習慣を身につけよう」


 同校は1990年代初めまで、生徒数が1000人を超えていた。だが、不本意に入学した生徒たちに十分な指導ができなかったことなどから、100人近くが中退する年もあり、入学者も減少。98年に普通科から総合学科に変わったが、2004年度には中退率が約16%(78人)に、生徒数は300人台にまで落ち込んだ。

 05年度、「集団づくり」をテーマに改革を始めた。「集団での規範意識を高め、まとまりを作りたかった」と、須藤薫校長(54)は語る。

 授業の規律強化から始め、2年前からは、1年生を対象に、瀬戸内海にある山口県の周防大島で合宿を始めた。メーンは、全員が力を合わせないと進まない大型ボートで、約15キロの海を進む訓練。危険と隣り合わせの海で、集団行動の大切さを実感する。

 「下を向いたり、落ち着かなかった生徒が、合宿から帰る時には目線がまっすぐ向くようになる」。合宿先の「大島青年の家」職員の斉藤祐子さん(26)は、生徒が変化していくのを感じるという。


 問題を起こす生徒には、それぞれ異なる事情がある。

 「家庭の悩みから問題を起こす生徒もいる。生徒の内面に迫らないと根本的な解決にならない」。改革開始当時、同校に生徒指導主事として勤め、現在は県教育委員会職員の斉藤賢二さん(44)は話す。

 入学直後から問題行動を繰り返し、「学校をやめる」と言う女子生徒がいた。希望の学校でない上、指導は厳しく、勉強がわからないからだった。斉藤さんは、生徒に何度も話を聞いた。

 1年の終わり頃に話を聞いた時、斉藤さん自身が学生時代に苦労した話をした。すると、女子生徒は「私やっぱり頑張る」と言ってくれた。その後は授業態度がまじめになり、今春卒業した。


 「厳しすぎる」「もっと学校は楽しくていい」。保護者からはそんな意見も出る。だが、生徒指導主事の紙谷豊治教諭(55)は「学校には伸び悩んでいる子も来るが、我慢ができれば伸びる要素を持っている」と強調する。

 学校が落ち着くに従い、合唱祭などの行事で生徒に運営を任せる機会が増えてきた。「厳しい分、生徒の自治を増やす形で返していきたい」。須藤校長はそう考えている。(名倉透浩、写真も)

 総合学科 普通科や専門学科と並ぶ新たな学科として1994年度から導入された。国語や数学などの普通科目から工業や商業などの専門科目まで、自分の進路や興味に応じて幅広く学べる。全国で334校(08年4月1日現在)がある。
(2009年7月1日 読売新聞)

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コメント

No title

我慢て大切よね〜。

No title

私の個人的な考えでは特に中学校位ではある程度の決まりを
しっかり守って、その枠の中で自分を表現出来るというのが
理想だと思うんです。
そのくらいの年齢で最低限のルールを守るという我慢が出来ない
人間は、うまく言えないのですが人生の本当の楽しみにいつまでも
気付けないような気がするんですよね。
う〜ん、うまく言えないe-263

No title

ミケ猫さんも大変だったんですね。
卒業式も雛段を作ってと良い卒業式になったんですね^^
頑張ってして来たことが実を結び良かったです。

【「厳しすぎる」「もっと学校は楽しくていい」。】
こんな事を言う親が居てるとは(ーー;)
学校は、ミニスカートにしなくても化粧しなくても楽しいはず。
厳しいって、校則(ルール)を守るのは当たり前な事。
子どもは校則は破る為に有るって思ってるのを親が
言い聞かさないといけないのに
こんな甘ったれた事を言う親が居てるとは・・・

すごいですね

何かを変えるにゎ
かなりのエネルギーが必要です
ミケ猫さんもすごいですが
一人じゃなかったから成功したのですね(*^-^)
ひとつの波紋がやがて大きな波を起こす

未来を担うのゎ子供たちですから
その子らの生きる姿勢を変えたとゆ行為ゎ
とても素晴らしく大きな社会貢献だと思います(>_<)

No title

規則や一般的にそうだから、といって、納得できる人ばっかりだったら苦労しませんよね。
実は私自身にめっちゃいえる事なんです。自分で納得できなければ受け入れられない、自分で経験しなければ、その人の苦労の理解に近づけない。
最近が本当にそうでした。
相棒様の苦労や心労を、そのときにわかった風で、本当は全然気遣ってあげられなかったけど、今自分が同じ立場になってようやくあの時の相棒様のつらさがわかる・・・
大人になっても、そんな感じだから、感受性の強い年代は、大変だろうけど、一度受け入れたら熱意がありそうですね。

No title

空飛ぶミケ猫さん、とっても頑張ったんですね。
変えるのは物凄い勇気、忍耐、孤独感、エネルギーが伴います。愛情がなければできません。
最近私思うんです。
子供が我慢できるようになるまで我慢できない大人が多いのではないかって。
私自身、長男とバトルを繰り返す中で
いつからか ここで負けたら長男の我慢する力を
邪魔することになるって感じるようになりました。
本当は本来彼の中にも力があるんだって
信じたんです。それを引き出してあげるのが私のすることだと。
子供は本来力を持っています。
大人はそれをつぶさないように行動するのが大切だと思います。

No title

すごいです!!
中学生って、ちょっと背伸びしてみたくて、違反や悪いことがカッコイイと思う時期ですよね。今思えば「子供がイキがって」と言う感じですが…!!でも、そんな学生を更生(?)させるなんて!!並大抵の努力じゃできませんね。
中学校の思い出って、とても強く残っています。
やりたい放題もそれはそれで思い出ですが、やっぱり厳しかった先生やなどは印象深いものです^^とても懐かしく思ったりもしますし☆私は自由な高校へ行ったので、規則に縛られるのは中学校だけでした。やはり、思春期の大事な時期、厳しい中育つ事も必要だと思います^^ぽち♪

No title

厳しいけれど、その分伸びる。
私の通っていた中学がよく似た感じでした。
校則は、周りの学校と比べて厳しい。
ですが、学校行事は先生方はノータッチ。
生徒会を中心に、かなり大がかりなものをしていました。
ですので、高校で、その自由度と緊張感のなさにガックリ・・・。

空飛ぶミケ猫さんも、苦労されたのですね。
でも、「変えたい」という思いに共感し、協力してくださった方々。
そして、何より、その指導を受けた生徒たち。
きっと、感謝されていると思います!

熱血教師?

いつもご訪問ありがとうございます。
ミケ猫さんって、熱血教師だったんですね。
中学生ぐらいの年頃って、先生の「熱」に敏感なんですよね。自分を振り返ってみてもそうでした。
そして「自分たちでやってみろ」に、けっこう燃えた記憶があります。
ミケ猫さんみたいな教師、いまもいるんでしょうか? いてほしいですね。

こんばんは

空飛ぶミケ猫さんはやはり「やる気」のある
強い指導者だったんですね。
私にとって記憶に残る先生は指導力のある先生ばかりです。
私の高校は驚くほど自由でしたが、問題になるような生徒は
いませんでした。
先生がしっかり生徒の心をつかんでいたのでしょう。
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