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2009.05.31

自分自身をありのままに受け入れる

 ある方のカウンセリングの記事です。
数日前の記事なのですが、何となく気になるところがあってとっておいたのです。


IMG_0153.gif

この記事から私は2つのことをメッセージとして受け止めました。

ひとつは私たちが子どもを育てる時に
「ほめること」や「励ますこと」といった声をかけることは大切だと思いますが、
それが過度に進むと子どもに無用なプレッシャーを与えることになってしまうことです。
この方はなんと30代になるまでそれを引きずっていらっしゃいました。

「ダメな子」「どうせできないでしょ」などという言葉かけは論外だと思いますが、
たとえポジティブな言葉であっても、本人の現状からかけ離れたような声かけや期待には十分注意したいものです。

もう一つは、私たち自身のことについてです。
自分はできると考えて前向きに考えることはとても大切だと思います。
でも、できて当たり前。
できることだけに価値があるような考え方をしてしまうととても息苦しくなり、
できなかった時の自分は「ダメな人間」と自分自身とらえてしまいます。
ここに登場するA子さんのように
「ありのままの自分」を認めることをすべてのベースにしたいものだと思いました。

【ニュースに見つける思春期子育てヒント】
ありのままの自分、できない自分を認めてみる

こころのサプリメント

「できない」を認める

 30代のA子さんは、子どもの時代からの夢を実現させ乗馬を始めた。最初の1,2年は乗馬の技術をどんどん習得し、馬に乗るのが楽しく毎日が充実していた。3年目に入ったころ、コーチに指示されたことが思うようにできなくなった。努力すればするほど馬との呼吸が合わず、空回りするばかり。楽しかった乗馬がA子さんのストレス源になっていた。精神的にも肉体的にも追いつめられてカウンセリングに訪れた。

 子どものころから「できる子ども」と評価されてきたA子さん。周囲の期待に応え、喜んでもらえることがうれしかった。それ以上にできるようになったことがうれしかったし、誇りでもあったと話す。いつも間にか「自分はできて当たり前」「できることが人生の最優先課題」となっていたと振り返る。そして「でも今はどうしてもできないんです」と泣きじゃくった。

 しばらくして落ち着きを取り戻すと「私本当はできないんです」とA子さんはつぶやいた。「できないことを認めてやっていくしかないですよね」と悲しそうに、しかし晴れやかに語った。

 その後のA子さんはコーチにできないことを伝え、「どうしたらできるようになるか、教えてください」と正直に話すようになったという。すると驚いたことに馬と呼吸が合い始め、スムーズに動いてくれるようになったという。「自分自身をありのままに受け入れ自然体で乗ったとたん動いてくれた。馬にうそは通用しないんですね」とうれしそうに報告してくれた。

 A子さんの事例を通して、カウンセリングの勉強を始めたころのジレンマに陥っていた自分自身の体験を思い出した。それは相手の話を聴けていない自分に気づき、認めた時、初めて聴けるようになっている自分に気づいた体験である。できない自分を認めることで、力みやごう慢さがなくなり、自分と相手と調和して最大限の力が発揮できるのかもしれない。(ピースマインド臨床心理士 三上 道代)
【2009.5.27 日本経済新聞】

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Posted by at 2009.06.01 07:14 | 編集
ありのままの自分を受け止めることは難しいですね。
自分では気が付いていなくて、人から指摘されて初めて気がつく部分もあるし。
A子さんは自分でも気が付かない間に
「できる自分」を演じていたんでしょうか?
それがすべてだったのに、そこが崩れてしまって本人にとっては大きなショックだったんでしょうね。
そこで潰れてしまわず「できない自分」を認めることで違う一歩が踏み出せた。
普段は考えたことないけど、時には自分を見つめなおす時間をもつのも必要なのかもしれないですね。
Posted by yuyuhaya at 2009.06.01 08:44 | 編集
ありのまま・・を愛してやるって事ですかね~。
自分も・・子供も・・。
わかってはいても・・難しいですがね(笑)。
Posted by mimi at 2009.06.01 11:08 | 編集
なるほど・・・声かけも難しいものですね。
「いい子・できる子」は、言外に「期待」が籠もってますものね。
無意識のうちに「応えなければ」と思ってしまうのでしょうか。
褒めるのは大事ですが、過剰なものは良くない。
ありのままを認める。
勉強になりました!
Posted by ぽちちょ at 2009.06.01 11:16 | 編集
こんにちは。
記事に共感いたします。
病気になり絶望もしましたが、
できなくなった自分を認めたから、
こうやってブログができています。
認める、受け入れるって、自分の心に
風を通すことでした。。。
Posted by まほ at 2009.06.01 11:54 | 編集
「○○ちゃんはしっかりしてるから」娘は今でもそう言われています。
幼稚園の頃から先生にもそう言われつづけています。
「家ではひざにのってきたり、ぬいぐるみと寝ていたり、いつでもべったりひっついてます。」
と家での様子を話すとビックリされます。
そうやって自分なりにバランスをとっているようなのですが。。。
小さい頃はやはり「できない」と言えず突然泣き出すということもあったようです。
中3になっても外ではかなり頑張っているようです。
家が自然体でいられるそんな場所であればうれしいのですが。。。
Posted by ひめ at 2009.06.01 12:22 | 編集
こんにちは~
会社員時代、yomoの回りにも何でも出来る人がいて、かなり頼りにしてた部分があったんですけどね。
さぞプレッシャーだったかもしれないですネv-13・・・
その方もスーパーマンじゃないし、人間ですものね。

自分の出来ない部分を受け入れるコトも、なかなか難しいですけどね。。。
人間だから、出来ないこともあって当たり前ですよね。

Posted by yomo at 2009.06.01 18:43 | 編集
いつもご訪問ありがとうございますm(__)m

誉めすぎも、考えものですね(^^;
ありのままの自分を、ちゃんと受け止めてやろうと、思いました。
いつも、勉強になるお話を、ありがとうございますm(__)m
Posted by とまと at 2009.06.01 18:48 | 編集
心のバランスって難しいですね
多くても、少なくても問題が出てくるんですよね・・・
できるだけ自然体でいたいと願望は持っています

Posted by ひまあゆ at 2009.06.01 18:59 | 編集
『自信』と『過信』は違いますよね。。。
「私は出来る」は自信、「私は出来ている」は過信と、僕はコック時代に初めて部下を持った時に、師匠から教えて頂いたことがあります。
自信は「これが出来たから、次も出来る!!」と、今自分を認識しながら未来に向って進み続けられる事。
過信は「あー出来て良かった」で、自己満足の現状止まりです。
師匠に教わった事は、「部下が伸びるかどうかは、上司の人生に取り組む姿勢と考え方次第。例え上司部下の命令関係でも、部下はきちんと返事はするが、上司の言葉は聞かない。上司がとる行動をそのまま真似る。」でした。
部下の成長は上司の行動と考え方次第だと、様々な経験の中で教わりました。
特に人生経験の浅い子供にとって、周りの大人のする事が最大の手本になっていると思います。
子供ってもの凄く大人を見てますよね。。。
Posted by はまぴー at 2009.06.01 19:35 | 編集
A子さんの気持ちわかります。私自身と重なる部分があります。
出来る自分を褒められ続けた場合、出来ない自分は価値がないと思い込み、必要以上に頑張りつづけるてしまいます。
それでも期待に応えられるうちはいうのですが、それが出来なくなった場合は…。ある種の恐怖です。だって自分には価値がなくなってしまったのだから。
私も出来ない自分を受け入れられるようになって、すごく楽になりました。
だから子供たちには
そのままのあなたに充分な価値があると伝えていきたいです
Posted by 海のいるか at 2009.06.01 23:39 | 編集
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