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2009.05.21

全盲のシンガー・ソングライター、立道さんデビュー

 盲目のシンガー・ソングライターがデビューした記事がありました。
その記事には親の姿を想像させることは何も出てきません。
でも、自分の夢に向かって、困難な壁をひとつずつ乗り越えてきたであろう彼女を見ると
そこに親の姿が想像できます。


IMG_0141.gif

彼女は、体重850グラムの超未熟児として誕生したと言います。
そして「未熟児網膜症」のため生まれつき目が見えないということです。
3歳でピアノを始め、「歌手になりたい」という夢を追って、福岡から上京し、
筑波大付属盲学校高等部(東京都文京区)の音楽科に進んだようです。

記事では淡々と触れていますが、ここに至るまでにも困難な壁はたくさんあったことでしょう。
さらに彼女は、同じ全盲の方と結婚。06年5月には周囲の反対を押し切り、
長男を出産しています。

そのデビュー曲が「たからもの」
紹介したものとは別の記事で彼女は、
「結婚して、子どもがいることが音楽へのパワーになっている」と語っています。

ある人にとっての“当たり前”は別の人にとっては当たり前のことではありません。
二人にとっての「たからもの」が何かはわかりませんが、
ものごとに感謝し、真摯に生きる姿は容易にわかります。
すばらしい生き方だと思いました。

【ニュースに見つける思春期子育てヒント】
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立道聡子:盲目のシンガー・ソングライター、「たからもの」でデビュー

 ◇心癒やす温かさと優しさ


 デビュー前からテレビなどで注目されていた盲目のシンガー・ソングライター、立道聡子のデビューシングル「たからもの」(ビクター)が20日に発売された。

 立道は1982年、福岡県で生まれた。未熟児網膜症のため目が不自由だが、幼少のころから音楽の才能は際立ち、3歳でピアノ、14歳で作曲を始めた。筑波大学付属盲学校高等部専攻科音楽科を卒業。これまでに書きためた曲は300曲を超える。

 04年に盲目の男性と結婚し、06年に長男を出産した。06年からフジテレビ系「スーパーニュース」のコーナーで密着ドキュメンタリーが放送され、明るく前向きに生きる姿とその音楽が話題になっていた。

 「たからもの」は、恋人とも親子ともとれる2人の人間が運命的に出会って互いに宝物として認め合い、愛に満ちる情景を真摯(しんし)に丁寧に描写する。歌唱も誠実で、温かさと優しさに満ちたメロディーが聴く者を癒やしてくれる。

 東京ヘレン・ケラー協会・点字図書館の石原尚樹館長は「目が不自由だから音楽性に優れている、と考えるのは早計。立道さんの音楽は厳しいトレーニングのたまものだ。そこに才能が加わり、私たちの心に真っすぐ入ってくるのだろう。家族や周囲の支えと彼女のひたむきな向上心が、この歌声を生んだ」と絶賛する。

 なお、CDには点字の歌詞カードも封入されている。

【毎日新聞 2009年5月20日 東京夕刊】

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この記事へのコメント
本当に、たくさんの困難があり
たくさんの努力があり
それを支える家族や周りの人の協力が
今に至ってるんでしょうね。
目が不自由ででピアノを弾くって事は、音だけが頼りの世界。
すごいと思います。
よく、障害を乗り越えて成功をおさめた人をドキュメンタリーなどで
追っていますが、周りの協力などにスポットを当てて
あまり本人の一生懸命な努力の部分は少しだけ
紹介されるのが多いですよね。
生半可な努力では無いはずなのに。
Posted by ふぃる at 2009.05.21 21:02 | 編集
何よりも、目が見えないのが辛いといったヘレンケラーさん。
小さい頃、ヘレンケラーの絵本を買ってもらって驚いた記憶があり学校の図書館で読み漁りました。
その彼女が、何よりも辛いのが目が見えないことだと言っていたのを覚えています。
音楽家としての成功
母としての人生
妻としての道
その精神力は、私が触れたら多分私は
驚いて壊れてしまいそうなくらい
強いものを放っていそうですね。
そのタフな精神力。
それが必要な状況。
弱音を吐きたいときもあるだろうけど
進むことをやめないのはすごいです。
Posted by 日下ヒカル at 2009.05.21 23:01 | 編集
人にはそれぞれ
短所と長所があって、
どうしてもハンデというものが、
生まれてしまいますよね。

でも、ハンデぃキャップがあるから
ただ単純に『可愛そう』と考えるのは、
非常に早計で、それをものともせず
大きなハンデのない人を
大きくしのぐ成果をおさめる
人も大勢いらっしゃいますよね!

さらに、大きなハンデのある方で
普通より苦労する部分を跳ねのけて、
努力しているので、
その分だけ、深みのある人間に
なっておられる可能性が高い。

こういった方の作品は、
人に強い感動を与えるのが
分かる気がします!
Posted by grassyspot  at 2009.05.22 00:15 | 編集
今、この生活をしている私とって、想像できないほどの苦労、努力があったのでしょう。
周りの方々ももご本人の真摯な姿勢に力となり支えとなってこれたのでしょう。
自分をきちっとわかった上で努力をし進んでいく。
応援したいと思います。
Posted by ひめ at 2009.05.22 13:44 | 編集
今日は携帯から失礼します。
ある人にとっては当たり前、でも別の人にとっては…。そうですよね。
ハンデ、他の人より何倍も努力したでしょう。辛い思いもいっぱいあった事でしょう。
でも投げ出さなかった強さ。これはもしかしたら他の人は持っていないかもしれない。
ミケ猫さんがおっしゃるように親の姿も見えるような気がします。
困難に負けない精神力、我が子に育てたいという気持ちと共に、自分自身持っていたいですね
Posted by 海のいるか at 2009.05.22 22:02 | 編集
障害があっても自分の夢を実現する、その努力と精神力には脱帽です。
私の高校の友人にも、聴覚障害で保育士になった子がいます。
彼女はとても頭が良かったんですが、見合う学校には聴覚障害を理由に受け入れられず、私たちと同じ学校に入学しました。
その後、短大に行き保育士の資格を得ますが、受け入れてくれる保育園がなく、一般企業に就職しましたが、あきらめず探して保育士の仕事に就きました。
彼女の集中力と努力、そしてあきらめない不屈の精神にはいつも感心します。
立道さんにしても、高校の友人にしても、障害がありながらも、自分の夢に向かってチャレンジし続ける姿は、とても輝いて見えます。
きっと、懸命に生きているからなんでしょうね。
私たちも負けられないと励みになります。
応援ポチ!
Posted by きばっ太姉ちゃん at 2009.05.23 12:24 | 編集
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