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2009.05.05

子どもを乗せやすい年代

 野球に打ち込んできた人が自分の果たせなかった夢を子どもに託す人がいる。
卓球の愛ちゃん、ゴルフの遼くん、みんな幼い頃からひとつのスポーツに打ち込んできている。
親であれば一度は迷うことがある方は多いのではないだろうか。
我が子に何かひとつのことをさせようかどうか。


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私たちは日頃ニュースや新聞を見ていると様々な分野の一線で活躍している人に触れる機会があります。
その人たちが親の勧めで、幼いときからあるひとつのことに打ち込んできた経緯を知ると、『我が子にも何かをさせようか』そんな思いが頭をかすめることもあるでしょう。
『子どもの頃は嫌だったけど、今にして思えば親に感謝する』そんなインタビュー記事を読めばなおさらです。

でも、忘れてはいけないのは、活躍している人はその世界のほんの一握りの人、
親の勧めや親の強制でやってきても、日の目を見ないうちに去ってしまう人が多いということです。
別に日の目を見ないから不幸であるわけでもないし、活躍しているから幸福とは限りません。
でも、ひとりの人間の一生を左右することをどうとらえたらいいのか、迷うことは確かです。

そんな迷いにひとつの答えになるような記事がありました。
先のオリンピックのフェンシングで活躍した太田選手の子どもの頃のお話です。

彼のお父さんも高校時代にフェンシングをされた方。
そして、3人の子どものうちのひとりでもフェンシングをしてくれればと願っていたようです。
でも、長男はスキーに熱中し、長女は始めたものの格好わるいと止めてしまいます。
そこで、お父さんはファミコンをエサにフェンシングに誘います。

お父さんの素晴らしいのは、フェンシングだけにこだわるわけではなく、3人にスキーを教えていること。
そして、嫌がる長女には潔くあきらめていること。
エサにしたファミコンはもともと買おうと決めていたこと。
そして何よりすごいのは、一番乗ってきそうなタイミングを大切にしたことです。

乗ってくればラッキー、乗ってこなかったらきっとあっさりと諦めたんでしょうね。
言葉は適切ではないかもしれませんが、
親としてまるでゲームのように楽しみながら子育てをしているような感じがしました。

【ニュースに見つける思春期子育てヒント】
子育てを楽しむ余裕をもつ

フェンシング選手太田雄貴のお父さん 義昭さん
小学3、4年生ぐらいが乗せやすい


 雄貴(ゆうき)(23)がスーパーファミコンにつられてフェンシングを始めたという話は、北京五輪で銀メダルを取った直後にメディアでさかんに報じられた。

 なんとしても次男雄貴にフェンシングをやらせたい義昭(56)が、雄貴が小学3年生になった「こどもの日」に決行した「一大作戦」という筋書きだ。

 ただ、義昭の思いはちょっと違った。

 「もともと、買うことは決めていたんです。でも、せっかく欲しいモノを買ってやるんだから、なにか条件をつけてやろう、という軽い気持ちでしたね」

 義昭自身、平安高校(現・龍谷大平安高校)でフェンシングをやっていた。3人いる子のうちひとりは、なんとかフェンシングをやらせたかったという。しかし、長男はスキーに熱中し、長女は「がにまた姿が格好わるい」とすぐやめてしまった。最後の望みが雄貴だった。

 日本フェンシング協会によると、協会に登録されている選手は約5千人。愛好家をふくめても1万人いるかいないかというマイナー競技である。

 「フェンシングの魅力は、年を取ってからもできるということです。子ども3人に教えたスキーもそうですが、長い人生、生涯の友にできるようなスポーツを身につけさせたいと思ったのです」

 ただ、小学校教師である義昭、ちょっとばかり計算もあった。

 「小学校の1、2年は理屈では扱えない『宇宙人』で、まだまだ飽きっぽいし、夢ばっかり見ている。5、6年になると、親の言うことの裏を読もうとして、素直に聞かない。3、4年ぐらいがちょうどいい。ほめればほめるほど何でもやる。乗せやすいわけです」

 もっとも、受けて立つ雄貴も、強者(つわもの)。ひとまずフェンシングをやるふりをして、スーパーファミコンを買ってもらったら、「ソッコーで、やめよう」と。

 しかし、雄貴の誤算は、練習すればするほど、フェンシングがおもしろくなり、試合に勝ってしまうこと。始めてすぐの小学3年の年末には、小学校の全国大会で優勝してしまう。

 ファミコンは兄姉の専有物になり、雄貴はフェンシングの練習に明け暮れる。
【 asahi.com 2009年5月5日 】

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この記事へのコメント
親が自分がやっていたスポーツを子どもにもやらせたいと思うのはわかります。
我が家も主人がハンドボールをやっていて、そこそこの成績を残しているので、長男が中学でハンドを選んだ時はすごく喜んでました。
でも、長男はそれほどヤル気が感じられず
人より上手くなろうとか、レギュラーになろうという気持ちが全然ないように見えました。
高校では全く畑違いの少林寺拳法を選び、ビックリしましたが(未経験です)
取り組み方が全然ハンドの時とは違い生き生きとしてる長男を見て
「ああ、この子は親を喜ばせたくてハンドを選んだんだな」と痛感しました。

この経験から、3男には
「自分の目で見て、自分がやりたいと思ったものを選びなさい」といいました。
サッカー、バスケ、ソフトをやっていた3男が選んだのはバレーボール。
なんか違うと思ったら別の部活に変わったっていいと思います。

「せっかく生まれてきて1度しかない人生。 いろんな事をしたい」
長男が高校で部活を変えた理由です。

日本人が美徳とする事とは違うかもしれませんが
これも、また一理あると思います。

記事の主旨と違ってしまいましたね。
すいません。





Posted by yuyuhaya at 2009.05.05 23:53 | 編集
乗せやすい時期があるのですね。
うちの三男が乗せどきですね(笑)
長男、次男は難しい年齢になってしまいましたが、
この、うまく乗せてというのには大きくうなづいてしまいますね。スポーツに限らず、親はこんな風に
うまく、乗せて見るという工夫は必要だと思います。直球だけじゃなく、うまく変化球もつかってね。
興味を持たせる工夫をしながら、でも、最後に決めるのは本人。
私の作戦に似てる(笑)
一つのことを極める、それはとても素晴らしいことだけど、誰でもがそう出来るわけではない。
親はいろんな物の楽しさを教え、その中から何を選び、つかみ取っていくかを決めるのは子供ということでしょうか。だから、親も思い詰めずに楽しみながらがいいと思います。
Posted by 海のいるか at 2009.05.06 08:52 | 編集
子供に寄せる思いに反応してもらえると
親としては嬉しい限りですね!

ゲームのように楽しみながらもいいですが
ゲームのようにリセットできたらいいなぁと思うこの頃です・・・
Posted by ひまあゆ at 2009.05.06 17:13 | 編集
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