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2009.05.03

生徒が主役 指導者は裏方で

全国大会の常連校ともなると、勝利至上主義なのかと思ったら、
とても素敵なお考えの指導者がいらっしゃるんですね。
でも、その指導観の変化の裏に奥様の死があったとは…


IMG_0118.gif

その方のお名前は、東福岡高ラグビー部監督、谷崎さん。
最初は「おれについて来い!」という指導方針で花園出場を果たしたようですが、
奥様をがんで亡くした後は、「親父に徹する」と親子で子育て留学までされています。

そして、たどり着いた方針が『勝敗に一喜一憂するのではなく、子どもが楽しめるかを第一に考える』こと。
彼曰く、『子どもの発想力は無限。ある枠の中に抑えてしまうと、それを超えるものはでてきません。指導者は裏方に徹し、生徒が自分で考え、動き出すのを後押ししてあげればいい。それが本当の「学び」だと思います。』

子どもたちに怒鳴り声をあげ、自分の思いを果たすことだけに情熱を燃やすような指導者に是非読んでほしい記事でした。

【ニュースに見つける思春期子育てヒント】
子どもを枠に抑えない。親は裏方に徹する。

学校と私:生徒が主役
指導者は裏方で=東福岡高ラグビー部監督・谷崎重幸さん


 私の原風景は、三重県志摩市の田舎で過ごした小学生時代。自然が「学び舎(や)」でした。

 春夏は竹やぶから竹を切り出し、水鉄砲や釣りざお、いかだを作っては川に繰り出しました。秋は田んぼで、わらをマットに棒高跳び。冬は「鳥もち」でメジロを捕まえました。自宅で飼っていたサルが逃げ出し、友達をかんで大騒ぎになったこともありました(笑い)。

 今と違って塾や家庭教師とは無縁の世界。朝はドッジボールをするため7時前には校庭に行き、昼休みもドッジボール。学校は楽しかった思い出しかなく、休んだ記憶もありません。

 中学校では野球部。これが弱小チームで、いつも1回戦か2回戦負け。高校でも野球部に誘われましたが断って、強かったラグビー部に入部しました。2年の時に三重国体で準優勝し、3年で花園に初出場。推薦で法政大へ進みました。

 東福岡の監督になって3年目の84年に花園出場を果たしましたが、当時の指導方針は「おれについて来い!」でした。それがガラッと変わる転機になったのは、99年に妻をがんで亡くしたこと。余命2カ月と宣告されてからずっと付き添い、初めて「妻の支えがあったからここまで来られたんだ」と知りました。ラグビーに打ち込めたのも、妻が家庭を守ってくれていたからだと。

 残された子ども3人に自分ができることを考えた時、まず浮かんだのが「親父(おやじ)」に徹すること。学校に頼んで、子ども3人を連れてニュージーランドへ「子育て」留学に行かせてもらいました。

 そこには、少年スポーツに関して全く違う考え方がありました。勝敗に一喜一憂するのでなく、子どもがどう楽しめるかを第一に考える。年齢や体力差など成長の違いを考慮して試合を準備する。大人の心配りですね。帰国してからは、生徒たちを主役に考えるようになりました。

 子どもの発想力は無限。ある枠の中に抑えてしまうと、それを超えるものは出てきません。指導者は裏方に徹し、生徒が自分で考え、動き出すのを後押ししてあげればいい。それが本当の「学び」だと思います。
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 ■人物略歴

 ◇たにざき・しげゆき
 1958年三重県生まれ。82年から福岡市の東福岡高ラグビー部監督。全国大会の常連校に育て、08年の花園大会で初優勝。今春も選抜大会初優勝。専門教科は地歴・公民。

【毎日新聞 2009年5月2日 東京朝刊】

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この記事へのコメント
こんばんは^^
GWは大変な渋滞を起こしてるみたいですね^^
うちの息子が小学生時代クラブチームとかじゃなくて
町の監督やコーチもボランティア状態のクラブのサッカーをしてた時に
監督の方針が「サッカーを楽しんでくれて、このクラブを卒業する時に
1人でもサッカーが楽しかったって思ってくれると良い」って言ってたのに
突然、高学年になった時に方針転換。
「勝つ為のサッカー、上手い子は下の学年でも上の学年の試合に出す」って・・・
私は、「中学に入れば嫌でも実力主義になるんだから小学生の間ぐらいは
勝ち負けよりも楽しむ方が良い」と反対しましたが
聞く耳持たず・・・
結局、学年単位で動いてたのが下の学年から入る事になり
チームプレイもうまくいかず、それまで学年によってはなかなか強かった学年も
段々勝てなくなっていき「勝つ為のサッカーじゃなかったのか?」って思った。
その後は息子も卒業したので知りませんが
未だにそういう考え方なんでしょうかね。

携帯は、子どもに持たせる以上
親は、ネットにつながないようにするとか
自己防衛に努めないといけませんよね。
我が家の場合は、娘の携帯はメール交換は出来ても
ネットには飛べないようにしてます。
持たす時の約束です。娘は友達は皆ネットに飛べるとうるさいけど、この考えは曲げません^^

Posted by ふぃる at 2009.05.03 22:55 | 編集
指導者は裏方に徹し・・・これ、私は親は裏方にって思っています。
あくまで子供が主体。自分で考え行動する。

"好き””楽しい”はなにより強いですね。
まずは楽しく、好きになる。
スポーツでもなんでも。

勝つことだけが大切ではないですよね。

忘れずにポチ★
Posted by 海のいるか at 2009.05.04 05:56 | 編集
裏方・・・そうですよね。
親も指導者も同じ。
主役の子供が、いかに楽しんで伸びるか。
そのお膳たてをするのは、裏方の親や指導者。

これ、夫婦でもおっしゃる方多いですよね。
特に奥様が専業の方、よく聞きます。
妻が家を守っているから、夫は仕事に打ち込めるって。
この場合、奥様が裏方さんかも?
Posted by ぽちちょ at 2009.05.04 07:07 | 編集
誰でも 昨日の自分より少しでも上手になったら
ほめてもらえる。
そんなクラブやグループがあってもいいのになって思います。
部活って出来ない子供が早くあきらめるための
フルイになってしまっていることがありますよね。

Posted by 園長 at 2009.05.04 08:57 | 編集
子どもが楽しむ。
試合に勝つ。
なかなか両立が難しいで場合がありますよね。
どうしても勝つために子どもが考えるよりも、監督やコーチといった大人が先に立って部員が後をついていく事がほとんどじゃないでしょうか?

日本は一つの事をまっとうすることがいいこととされていますが、
ニュージーランドの知人から夏と冬で違うスポーツをしたり、
複数の部活に所属したりと色んなスポーツを楽しんでると聞き「ゆとり」を感じました。


Posted by yuyuhaya at 2009.05.04 21:52 | 編集
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